Estimated Tax (予定納税)とは?適用対象は誰?

アメリカの確定申告をしていますが、Estimated Taxって何?自分には関係がある?と考えたことがある方もいらっしゃると思いますので、本日はEstimated Taxについてご説明させていただきます。 Estimated Tax とは?Estimated Taxとは、Tax Return をファイルした本人の今年の収入から、次年に払い込むであろうTaxの金額 を予測し、年4回に分けて、支払うことです。主に、ビジネスオーナーやフリーランス、業務委託契約、個人投資家などの方はTax Return で支払われた経験があるかと思います。 なぜ払わなくてはならないか? 会社員などの雇用主からやとわれている場合、Paycheck で雇用主によって、給料から何%(W-4にもとに決められたRate)をTax として自動的に引かれ、いわゆる自動的に納税してくれているということになります。 しかし、個人事業主やフリーランスの場合、これらを毎Paycheck やってくれる雇用主はいません。 年の終わりに全てを一度に支払うこともできますが、多くの方がCash Flow、Cash Saving を意識して、Estimated Tax という制度を使い、4分割払いをするのが主流です。 いつ払うの?年を四回に分けるQuarter 制が使われます。 例)個人納税者の場合 (sole proprietors, partner,…

カリフォルニア州のネクサス(NEXUS)

Nexus(ネクサス)」とは❓ Nexus(ネクサス)」とは、売上税(sales tax)を課す州と企業との十分なつながりを意味します。このつながりがある場合、企業はその州に対して売上税の徴収・納付義務を負います。カリフォルニア州でも、一定の条件に該当すれば、州外の事業者でもSales Taxを徴収・納付しなければなりません。 カリフォルニアにおけるSales Tax Nexusの種類には主に3種類があります: Physical Nexus(物理的ネクサス)Economic Nexus(経済的ネクサス)Marketplace Facilitator Nexus(マーケットプレイスネクサス)・カリフォルニアに店舗、倉庫、オフィスなどの物理的拠点がある・州内に従業員、エージェント、セールスパーソンがいる・カリフォルニア州内で商品を保管している・展示会への出展やセールス活動を州内で行った➡これがあると、売上規模にかかわらず即Sales Tax義務が発生。Wayfair判決(2018年)後に導入されたルール。カリフォルニア州内の売上高が$500,000以上/年である(州内の物理的プレゼンスがなくても)➡売上の数量(件数)には基準がない。金額基準の(例:100件でも$500,000を超えたらネクサスが発生)AmazonやeBayなどのマーケットプレイスを通じて販売している場合(2020年から)マーケットプレイス側(Amazonなど)がSales Taxを代行徴収・納付, 出品者は基本的に自分でSales Taxを申告・納付しなくてよい(ただし自社サイト販売は別)✖例外:同時に自社ECサイト等で直接販売していれば、その分は自社でSales Tax申告・納付が必要 登録・納付の流れ(概要) Step 1:California Department of Tax and Fee Administration (CDTFA) に販売税Permitを申請 Step 2:毎月/四半期/年ごとの申告・納税(規模によって頻度が異なる)…