カリフォルニア州のネクサス(NEXUS)

Nexus(ネクサス)」とは❓

Nexus(ネクサス)」とは、売上税(sales tax)を課す州と企業との十分なつながりを意味します。このつながりがある場合、企業はその州に対して売上税の徴収・納付義務を負います。カリフォルニア州でも、一定の条件に該当すれば、州外の事業者でもSales Taxを徴収・納付しなければなりません。

カリフォルニアにおけるSales Tax Nexusの種類には主に3種類があります:

Physical Nexus
(物理的ネクサス)
Economic Nexus
(経済的ネクサス)

Marketplace Facilitator Nexus(マーケットプレイスネクサス)
・カリフォルニアに店舗、倉庫、オフィスなどの物理的拠点がある
・州内に従業員、エージェント、セールスパーソンがいる
・カリフォルニア州内で商品を保管している
・展示会への出展やセールス活動を州内で行った
これがあると、売上規模にかかわらず即Sales Tax義務が発生
Wayfair判決(2018年)後に導入されたルール。カリフォルニア州内の売上高が$500,000以上/年である(州内の物理的プレゼンスがなくても)
売上の数量(件数)には基準がない。金額基準の(例:100件でも$500,000を超えたらネクサスが発生)
AmazonやeBayなどのマーケットプレイスを通じて販売している場合(2020年から)マーケットプレイス側(Amazonなど)がSales Taxを代行徴収・納付, 出品者は基本的に自分でSales Taxを申告・納付しなくてよい(ただし自社サイト販売は別)
✖例外:同時に自社ECサイト等で直接販売していれば、その分は自社でSales Tax申告・納付が必要

登録・納付の流れ(概要)

Step 1:California Department of Tax and Fee Administration (CDTFA) に販売税Permitを申請

Step 2:毎月/四半期/年ごとの申告・納税(規模によって頻度が異なる)

Step 3:納付には電子申告・ACH支払いなどの方法が利用可能

✅注意点

・税率はポイント郡・市ごとに異なる

・自社サイトとマーケットプレイスを両方使っている場合の申告ミスに注意

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